2018年 新年ご挨拶

2018年1月1日お知らせ

為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

明けましておめでとうございます。謹んで新年の挨拶を申し上げます。

平成30年1月1日、安倍晋三総理大臣が年頭所感を述べられました。

それは『約150年前、国難とも呼ぶべき植民地支配の波がアジアに押し寄せました。その時、明治政府は、その危機を克服するため、あらゆる日本人の力を結集し、近代化を一気に推し進め、日本の独立を守り抜きました。その原動力となったのは、一人ひとりの日本人です。その高い志と熱意と団結力が日本を変えたのです』

『現在の日本は、「少子高齢化」とも呼ぶべき国難に直面しています。この国難を乗り切るために、国民一人ひとりの高い志と熱意でもって社会保障制度を「全世代型」へと大きく改革する』という趣旨の事を言っておられました。

この「少子高齢化」の影響をまともに受ける医療界においては、医療・介護提供体制の改革が行なわれます。特に、今年は診療報酬と介護報酬の同時改定の年で、診療報酬は全体でマイナス改定です。この国難と医療危機を救うためには、職員一人ひとりがこの難局を理解し、150年前の先人たちと同じように、英知を結集して対応しなければなりません。

当法人では以前から救急医療を原点に医療と介護の橋渡しをする地域包括病床を開始し、求められる地域医療・介護を実践して参りました。そして、地域包括ケアシステムの更なる充実を求め、行政と共に、中長期的目標の設定を行なって参りました。

また、特定健診、がん検診、人間ドック、職場健診、一般健康診断、労災二次検診、腰痛検診、予防接種などの予防医学を充実させ、更なる郡上健診センターの進展を図って参ります。

一般診療では、従来のCT、MRI、内視鏡、エコー検査、血液検査機能等の充実は勿論のこと、大腸CT検査、乳腺外来も更に充実させ、禁煙外来を新たに開設し、がん撲滅作戦を発展させて参ります。本年2月には、冠動脈(心臓)撮影もできる、最新の320列のCTを導入し、地域医療に貢献して参ります。

当院では、岐阜大学病院など高度先進医療機関との連携を更に強化し、地域の皆様には安心して生活できるよう取り組んで参ります。

我々は、医療・介護の専門職としてとして、最新の医療介護技術の習得は勿論のこと、一般社会人としての良識を兼ね備え、医療における幸せが感じられる接遇とは何かを考え、地域医療・介護の改革改善を推し進めて参ります。

今年一年が皆様にとりまして、実り多き、素晴らしい年でありますように、ご祈念申し上げます。

平成30年1月1日

社会医療法人 白鳳会 鷲見病院

理事長 鷲見靖彦

一覧へ戻る